「速く整える」か「仕上がりを極める」か
ヘアストレートアイロンは「速く整える」か「仕上がりを極める」かで最適解が分かれます。
本稿では、
- 日常使いで鉄板人気のSALONIA 24mm
- デジタル表示&秒速スタンバイが売りのSALONMOON 24mm
- サロン品質で水分蒸発を抑えるラディアント28mm
- 一本で巻きもできるSALONIA 2WAY 32mm
- とかすだけで整うSALONIAストレートヒートブラシ
の計5機を比較しました。
ポイントは ①温度幅と立ち上がりの速さ ②プレート素材と髪の水分保持 ③髪質・長さへの適合 ④誤作動防止や自動オフなどの安全性 ⑤価格帯とコスパ。結論から言えば、迷ったら“汎用24mm”のSALONIAかSALONMOON、ダメージ配慮や艶の追求ならラディアント、巻き髪の頻度が高ければ2WAY、朝の時短重視や不器用さんにはヒートブラシが有力です。あなたの髪質(硬い/柔らかい・太い/細い・癖の強弱)と「どのくらいの時短・仕上がりを求めるか」で選ぶと失敗しません。
それぞれの製品の特徴、メリット・デメリット
[サロニア] SL-004SAB(Amazon限定)
Amazon.co.jp: SALONIA サロニア ストレートアイロン ヘアアイロン 24mm ブラック SL-004SAB 【Amazon.co.jp限定】 : ホーム&キッチン
Amazon.co.jp: SALONIA サロニア ストレートアイロン ヘアアイロン 24mm ブラック SL-004SAB 【Amazon.co.jp限定】 : ホーム&キッチン
- 24mmの“定番幅”。ボブ〜ロングまで使いやすく、前髪のクセ直しもOK
- 操作系はシンプル。120~230℃の広い温度レンジ
- セラミック系コーティングで滑り良好/静電気対策にマイナスイオン
- 自動オフ・誤作動防止・海外電圧対応など、機能充実
- 参考価格:3828円
メリット
- 価格が安く、初めての一台や買い替えの“つなぎ”に最適
- 24mmは小回りが利き、根元の立ち上げ・毛先内巻きも作りやすい
- クセ直しの“基礎力”が高く、日常のうねりに十分対応
デメリット
- 上位機に比べると、髪への“当たり”や水分保持の繊細さはやや平凡
- 極端に強い癖・硬毛・多毛の“一撃矯正”では温度やスルー回数を要する場合あり
使用感
- 170〜190℃で1〜2スルーで日常のうねりは概ね収まる
- 滑走は軽く、引っかかりは少なめ。ツヤは“十分レベル”
[SALONMOON] ミラーダブルイオン ストレート 24mm
Amazon.co.jp: 【 デジタル表示 秒速スタンバイ 】 SALONMOON (サロンムーン) ミラーダブルイオン ストレート ヘアアイロン 24mm ムーングレー ストレートアイロン 80℃~230℃ カール 2WAY コテ 高濃度マイナスイオン 海外対応 : ビューティー
Amazon.co.jp: 【 デジタル表示 秒速スタンバイ 】 SALONMOON (サロンムーン) ミラーダブルイオン ストレート ヘアアイロン 24mm ムーングレー ストレートアイロン 80℃~230℃ カール 2WAY コテ 高濃...
- デジタル表示&秒速スタンバイ
- 80~230℃の細かい温度設定が可能
- 高濃度マイナスイオン&ミラー系プレートで、ツヤ出しを狙った仕様
- 海外対応・自動オフなど安全・利便機能も充実
- 参考価格:4950円
メリット
- 温度到達が速い=“朝の30秒”がとにかく大事な人への時短効果が高い
- 24mmの小回り+温度刻みの細かさで、前髪〜毛先の質感調整がしやすい
- 価格に対して見た目・表示・質感の満足度が高め
デメリット
- 仕上がりの“しっとり艶”は優秀だが、ハイダメージ毛や超強い癖は回数を要することも
- シンプル機に比べてボタン操作が多く、好みが分かれる
使用感
- 160〜180℃でツヤが乗りやすい。まとまり感が出やすく湿気時も崩れにくい設計
- プレートの滑りが軽く、髪の表面が整いやすい=光の反射で艶見え
[ラディアント] 28mm プロ仕様

ラディアント 28mm ヘアアイロン ストレート プロ仕様 瞬間水分蒸発しない 保湿 シルクプレート220度まで30秒
【メーカー】B NEXT 【商 品 名】シルクプロアイロン ラディアント 【重 量】320g 【定格電圧】AC100V 50/60Hz 【消費電力】46W 【プレート】シルクプレート 【温度到達】約30秒 【区 分】理容機器・毛髪の水分蒸発...
- 「瞬間水分蒸発を抑える」思想のプレート設計
- プロ現場でも使われる定番系
- 28mm幅は“24mmより速い面作り”と“32mmより根元に寄れる”バランス
- 参考価格:22000円
メリット
- 一度で決める矯正力と、しっとりした艶の両立。うねりの戻りが少ない
- 多毛・硬毛・ハイダメージでも“当たり”が柔らかく、仕上がりの質が高い
- 温度安定性・面の均一さに優れ、プロ的な“ムラのない”仕上がり
デメリット
- 価格が高い
- 初心者には重量感・熱量が“強すぎる”と感じる場面がある
使用感
- 160〜180℃で“しっとり面”が作りやすく、通す回数が少なくて済む
- ツヤの出方がワンランク上で、仕上がりの持ちも良好
[サロニア] 2WAY 32mm(SL-002A)
Amazon.co.jp: SALONIA サロニア 2WAY ストレート カール ヘアアイロンコテ 32mm SL-002A ホワイト : ホーム&キッチン
Amazon.co.jp: SALONIA サロニア 2WAY ストレート カール ヘアアイロンコテ 32mm SL-002A ホワイト : ホーム&キッチン
- クランプ付32mmで“コテ巻き”と“ストレート”を1本に集約
- 温度100~220℃前後
- ロック機構や温度ダイヤル等、2WAYとしての操作性を重視
- 参考価格:4708円
メリット
- 旅行・出張・自宅の省スペースに最適。巻きもストレートもこれ一本
- 32mmはゆる巻き〜王道カールが簡単で、毛先ワンカールも美しい
- 価格が手頃で“とりあえずの万能機”として強い
デメリット
- 完全なストレート専用機と比べると、根元の詰めや前髪の操作性はやや落ちる
- 2WAY機構ゆえに重量・操作の煩雑さを感じる人も
使用感
- ストレートは160〜180℃で素直にまとまる
- カールは150〜170℃で“ぷるん”と弾む質感が作りやすい。巻き跡も整いが良い
[サロニア] ストレートヒートブラシ スリム(SL-012BKS)
Amazon.co.jp: SALONIA サロニア ストレートヒートブラシ スリム ブラック 海外対応 MAX210℃ 50W セラミックコーディング 誤作動防止 マイナスイオン SL-012BKS : ビューティー
オンライン通販のAmazon公式サイトなら、SALONIA サロニア ストレートヒートブラシ スリム ブラック 海外対応 MAX210℃ 50W セラミックコーディング 誤作動防止 マイナスイオン SL-012BKSを ビューティーストアで...
- MAX210℃の“とかすだけ”設計。ブラシ形状で火傷しにくく不器用でも扱いやすい
- マイナスイオン・誤作動防止の安全機能。海外対応等の充実機能
- スリム版は前髪・襟足・顔周りに当てやすい
- 参考価格:5478円
メリット
- ブローブラシ感覚で寝ぐせ・ハネを短時間で“整える”
- 片手で持って通すだけ=アイロン操作が苦手でも時短を実感
- ボリュームを潰し過ぎず“自然なストレート”に寄せられる
デメリット
- 完全な面づくりや、持ち、はプレート式に劣る
- ぱきっとした“鏡面ストレート”は作りにくい
使用感
- 140〜170℃で毛流れが素直に整い、ぱさつきが落ち着く
- 放射熱の当たりがマイルドで、仕上がりは“つるん”より“さらり”
比較表・まとめ
製品 | タイプ | 幅 | 温度幅 | 立ち上がり | 海外対応 | 自動オフ/誤作動防止 | 得意な髪長 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SALONIA 24mm | ストレート | 24mm | 120-230℃ | 30秒 | ○ | ○ | ボブ〜ロング | 3828円 |
SALONMOON | ストレート | 24mm | 80–230℃ | 30秒 | ○ | ○ | 前髪・顔周りの微調整 | 4950円 |
ラディアント | ストレート | 28mm | 130-230℃ | 30秒 | ○ | ○ | 多毛・強癖・ロング | 22000円 |
SALONIA 2WAY | 2WAY(+コテ) | 32mm | 100-220℃ | 50秒 | ○ | ○ | 巻き多め | 4708円 |
SALONIA ヒートブラシ | ヒートブラシ | ― | 100-210℃ | 速い | ○ | ○ | 不器用・時短 | 5478円 |
- 毎日の支度時間を手堅く短縮したい人、出費は抑えつつ失敗したくない人
- 量産型ボブ〜鎖骨ミディ・前髪のうねり対策が主目的の人
- “秒速スタンバイ”重視の朝型ユーザー/前髪〜顔周りの細かい操作をよくする人
- 温度を細かく追い込みたいこだわり派
- 仕上がり品質最優先/投資可能なこだわり派
- 癖が強い・毛量が多い・アイロン時間を短縮したいミディ〜ロング
- 平日はストレート、休日はカール…とヘアアレンジが多い人
- 初めてのカール挑戦、2台持ちは避けたい人
- 朝の5〜7分で“それっぽく整えばOK”な忙しい人、初心者
- ふんわり・ナチュラル志向。メンズの外ハネ直しや前髪の収まりにも
- コスパ重視の“定番”で失敗したくない「SALONIA 24mm」
- 朝の秒速スタート&細かな温度刻みでツヤ重視「SALONMOON」
- 強い癖・多毛を一撃で“しっとり艶”に/ハイエンド志向「ラディアント」
- ストレートも巻きも一本でこなしたい「SALONIA 2WAY」
- 不器用&時短・寝ぐせ直しが主目的「SALONIA ヒートブラシ」
仕上がりとダメージ配慮の考え方(プロ視点のコツ)
- 温度は“必要最小限”+“通す回数は少なめ”が基本。まず160〜170℃から。
- 面を作る順番:根元→中間→毛先。根元を整えると残りが一気に楽に。
- ブロッキングは耳上・ハチなど骨格で分けるとムラが減る。
- 仕上げの冷却(風でも手でもOK)で形が定着し、艶や持ちが上がる。
- ヒートブラシは“面作り”ではなく“毛流れの矯正”と割り切ると満足度が高い。
選定の軸は①髪質(強癖・多毛か、細毛か)、②仕上がり像(鏡面ストレート/ナチュラル)、③所要時間、④予算の4点。迷ったら「24mmのストレート」を基準に、アレンジ重視なら2WAY、時短重視ならヒートブラシ、仕上がり至上主義ならラディアントへ――この順で検討すれば、あなたの毎朝に最適な一本が見つかります。
コメント