5つの加湿器を徹底比較
冬の乾燥対策はもちろん、花粉シーズンの鼻・喉ケア、ウイルス対策としても欠かせない「加湿器」。近年はコンパクトな卓上モデルから、長時間運転を可能にする大容量タイプ、除菌機能を備えた高機能モデル、スチーム式で清潔性を重視したタイプまで、多様な製品が登場しています。
この記事では、5製品の特徴・メリット/デメリット・使い心地・おすすめの人を徹底的に比較。さらに「一目で違いが分かる比較表」も用意し、あなたの用途に最適な1台が選べるよう仕上げています。
それぞれの製品の特徴、メリット・デメリット
[Troston] 卓上加湿器 超音波式
- Type-C充電式のコードレスモデルで軽量・小型
- 次亜塩素酸水対応
- 7色LEDライトで癒し効果
- 静音設計、ミスト2段階、8〜12時間連続稼働
- 参考価格:2980円
- 持ち運びしやすく、置き場所を選ばない
- 低価格で導入しやすい
- 充電式なのでコンセントがない場所でも使える
- 水漏れ防止構造で安心
- 小型ながらミスト量は十分
- 加湿量は小さく、部屋全体の加湿には向かない
- タンク容量350mlで補充頻度は高め
- 長期的なメイン加湿器には不向き
静音性が高く、作動音はほぼ気になりません。ミスト量はデスク使用なら十分で、顔周りの乾燥対策として即効性があります。LEDライトは夜の癒しとして優秀で、アロマディフューザー的な楽しみ方も可能。充電式でありながら安定して稼働し、「小さいのに便利」と感じるモデルです。
[MYMDHEMAN] 加湿器 超音波式
- 大容量4.5Lで最大55時間運転
- 上から給水で手間なし
- UV除菌&抗菌加工で衛生的
- 6段階ミスト調整、ダブル吹出口
- マイナスイオン機能搭載
- 液晶パネル+リモコン操作
- 参考価格:6100円
- 長時間稼働で給水の手間が劇的に減る
- 除菌性能が高く、衛生管理が楽
- 大部屋にも対応する加湿力
- 操作性が非常に高い
- 花粉・乾燥対策に強い
- 価格はやや高め
- 本体が大きく、卓上だと存在感がある
- 超音波式なので定期的な掃除は必要
ミスト量が多く、部屋全体が短時間でしっとりします。上から注水がとても便利で、「給水がストレスにならない」というのが大きな魅力。夜間の使用でも静かで、リモコンで遠隔操作できるのが想像以上に便利。総合力が最も高いモデルです。
[Piddiy] 加湿器 超音波式
- UVライト除菌
- 上から注水、ダブル吹出口
- 360°調整ノズル
- 無段階ミスト調整で微調整可能
- アロマ対応
- 参考価格:5729円
- 使いやすさと静音性のバランスが良い
- 除菌しながら長時間加湿できる
- 無段階調整で自分好みの加湿量が作れる
- コスパが高い
- タンク容量が4.5Lモデルよりやや小さい
- デジタル表示なし(シンプルな操作)
ミスト量の細かな調整ができるので、喉のコンディションに合わせて使い分けられるのが魅力。音も非常に静かで、寝室に置いても全く気になりません。部屋の湿度が自然に整うタイプで、「使っていてストレスがない」ユーザー目線が強い加湿器です。
[アイリスオーヤマ] AHM-H12B スチーム式
- 加熱式で雑菌に強く安心
- 小型で机やベッドサイドに置きやすい
- アロマ対応
- 11時間連続加湿
- 加湿量120ml/h
- 参考価格:2859円
- スチーム式の衛生性は圧倒的
- 小型で扱いやすく、価格も安い
- 冬の喉ケアに強い
- 手軽にスチームが使える
- 加湿量が控えめで広い部屋は不向き
- 本体温度が高くなる(小さな子がいる家庭は注意)
- 電気代は超音波式より高め
スチーム式ならではの「体感の暖かさ」があり、乾燥した喉に心地よい蒸気が届きます。特に冬の朝の起床時に感じる効果は大きく、「気道がラクになる」と実感しやすいモデル。音はややありますが許容範囲内。
[山善] KS-J242 スチーム式
- 最大加湿量500ml/hの強力スチーム
- 2.4Lの大容量
- 木造8.5畳・洋室14畳まで対応
- 上から給水可能
- 加熱式で雑菌に強い
- 参考価格:7748円
- とにかく加湿パワーが強い
- スチーム式で衛生面が優秀
- 大部屋でもしっかり加湿
- 乾燥に弱い家具・楽器の保護にも◎
- 電気代が高め
- 本体温度が上がる
- 超音波式より運転音が大きい
- 重量・サイズともに存在感がある
とにかく加湿能力が高く、数分で湿度が上昇する即効性があります。冬場の強烈な乾燥に悩む人や、広い空間を一気に潤したい人には最適。スチーム式らしく蒸気の温かさも心地よく、乾燥による喉痛・肌荒れが大幅に改善されるタイプです。
比較表・まとめ
| 製品名 | 方式 | タンク容量 | 加湿量 | 連続運転 | 給水方式 | 除菌・抗菌 | アロマ | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Troston | 超音波 | 350ml | 小 | 8〜12時間 | 分解給水 | なし | × | 2980円 |
| MYMDHEMAN | 超音波 | 4.5L | 大 | 最大55時間 | 上から給水 | UV除菌・抗菌 | ○ | 6100円 |
| Piddiy | 超音波 | 3.5L | 中 | 最大54時間 | 上から給水 | UV除菌 | ○ | 5729円 |
| アイリスオーヤマ | スチーム | 1.3L | 中(120ml/h) | 約11時間 | 分解給水 | 加熱式 | ○ | 2859円 |
| 山善 | スチーム | 2.4L | 大(500ml/h) | 約8時間 | 上から給水 | 加熱式 | × | 7748円 |
- デスクワークの乾燥に悩む人
- 車用に使いたい人
- 小型・軽量を最優先したい人
- 寝室で静かに使いたい人
- リビングをしっかり加湿したい人
- 給水の頻度を減らしたい人
- 花粉・乾燥対策を本格的にしたい人
- UV除菌で衛生面を強化したい人
- シンプル操作が好きな人
- 寝室・オフィスに静かに置きたい人
- 夜間長時間運転したい人
- アロマ加湿器として使いたい人
- 部屋よりも喉の保湿を優先したい人
- スチーム式を安く導入したい人
- デスクワーク中に使いたい人
- リビング・ワンルーム全体を潤したい人
- 乾燥が特にひどい環境
- スチーム式で強力な加湿が欲しい人
加湿器選びで最も重要なのは、「どこで使うか」と「どれくらい加湿力が必要か」。本記事で紹介した5台はそれぞれ方向性が異なり、用途によって最適解が変わります。
小型で持ち運びやすい「Troston」は、デスクワークや車内など、狭い範囲をピンポイントで潤したい人に最適。電源がない場所でも使える利便性は大きく、乾燥しやすい顔周りのケアにも効果的です。
本格的な室内加湿を求めるなら、4.5Lの「MYMDHEMAN」が最も総合力に優れています。上から給水・除菌・マイナスイオンなど機能が充実し、日常で使い続けるストレスが非常に少ないモデル。部屋全体を自然に潤す能力は、価格以上の満足度があります。
同じく卓上〜中部屋向けの「Piddiy」は、静音性と操作性のバランスが優れた“万能タイプ”。アロマ対応でインテリア性も高いので、寝室で落ち着いた時間を過ごしたい人に向いています。
衛生面を最優先するならスチーム式が有利。「アイリスオーヤマ」はコンパクトで価格も手頃で、喉や気道を温かいスチームでケアしてくれる優れたエントリーモデルです。
一方で広い部屋を強力に加湿したいなら「山善」一択。最大500ml/hという圧倒的なスチーム量で、冬の過乾燥にも即効性を発揮します。
どの製品も優れた特徴を持っているため、自分の生活スタイルに合わせて「加湿量・衛生性・給水の手間・静音性」を総合的に判断することが失敗しない選び方のポイントです。

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